【洋平さん】延世大学 グローバル人材学部 文化メディア専攻（新入学）

母親が元々韓国籍だったこともあり、韓国という国自体は身近に感じられる環境にありました。しかし、自分は浪人して日本の大学に進学しようと思っていました。

そんな自分が正規留学を選んだ理由には、韓国の大学には外国人選考で比較的簡単に大学に入学できるという点から、浪人をするよりも早く学びの環境に飛び込むことができると考えたことがあります。その上、韓国の大学生は勉強熱心で、日本の大学とは違った環境で自分を鍛え直す修行の期間にもなるというリターンの大きさも加味して、最終的に韓国正規留学を決心しました。

韓国にルーツのある母は、韓国の大学進学に関して最初から肯定的な反応を見せてくれました。しかし父のルーツは日本であることから、日本の大学に進学してほしいという思いがあったようです。そんな父には、留学で得られる経験の大きさや「学びたいことを学ばせてほしい」という思いを伝え、許しをもらいました。

📖2018年6月：入学準備に関するパンフレット閲読（韓国の叔父から受け取り）

📝2018年9月～2019年8月：延世大学の語学堂で勉強（母の影響でリスニングは可能だったが、スピーキングは不可能な状態からスタート）

📃2019年4月：願書作成＆提出

🌸2019年5～6月：延世大学／グローバル人材学部合格

🏫2019年9月：延世大学／グローバル人材学部入学

・延世大学／グローバル人材学部＆アンダーウッド国際学部

・高麗大学／国際学部

・成均館大学／グローバル融合学部

の計3校4学部に出願しました。

今在学している延世大学のグローバル人材学部に出願した理由は、専攻が5つあるという幅広い選択肢の中で、やりたいこと見つけられると思ったからです。

他の出願を国際系学部にした理由には、海外からの人材が多く国際感覚が身につくと思ったのと、韓国にいながら英語で学ぶという英語が必須な環境に魅力を感じたからです。

出願時は語学堂3級の在学証明書を提出し、またTOPIK4級の証明書も提出しました。

2018年8月の語学堂留学前に取得したIELTS5.5の資格を提出しました。

結論ファーストで書くことはもちろん、他の自己紹介書と差別化するために、結論に対する自分の歴史や経験を自分だけの表現で書いたり言い回したりすることを意識しました。

また、韓国は情を大切にする文化であるため、事実だけでなくストーリーを伝えることも重視しました。

英語表現に関しては、友達に協力してもらい、細かく確認しました。

高校の先生に電話で頼んだところ、快諾していただけたので、日本にいる母に受け取りに行ってもらい、提出することができました。

1つ目に、言語は大学での深い学びを得るための武器になると思ったからです。延世大学／グローバル人材学部のシステムで言うと、韓国語能力が高くない場合、大学に入学してから語学堂の課程を経て、やっと学問的な大学の課程に組み込まれます。大学に入って語学堂のような課程で韓国語を勉強するのは2度手間ですし、学問的な知識も1年次からは身につきにくいので、言語の基礎を学びたいと思い、最初は語学堂に入りました。

2つ目に、金銭的側面を考慮しました。語学堂を経ずに韓国語ができないまま入学すると留年しやすいため、より学費の安い語学堂でしっかりと勉強してから4年で卒業する方が経済的だと思いました。

僕の場合、メリットしか感じていません。午前に授業があり午後はフリータイムになるので、興味があることをしながら自分と上手く対話をし、夢を広げる時間になりました。そして、友達も増えます。中には今でも仲の良い友達もいますし、人の輪を広げられる最高の環境だと思います。語学堂の友達の力は、大学への入学準備にも役立ちました。また、1、2級の時は英語力も向上しました。

強いてデメリットをあげるとすれば、時間に余裕がある分、目的意識や自分を律することができない場合は、だらけてしまう可能性もあるということです。

・24時間空いている図書館があること

・キャンパスが綺麗で、敷地内には山もあってヒーリングも可能なこと

・本キャンパスは新村（シンチョン）にあるので、衣食住が完結して住みやすいこと

・松島（ソンド）での寮生活で楽しい思い出を作れること

・勉強が得意な方ではなかった自分のような人でも奨学金を受け取れたくらい、奨学金の種類が豊富にあること

などがあると思います。

僕自身はIELTS5.5を提出して入学したので、英語基礎科目の受講は免除されましたが、1科目だけ聞く人もいます。資格なしの場合、英語の基礎科目は2つ履修しないといけません。

・剣道部：3歳から始めたため、オーディションは経歴を言うと免除され、練習に参加して加入の招待を受けました。

・オリンピックブロードキャスティングサービス：2021年の東京オリンピック時に、語学堂時代の友達に勧められて映像の編集をする業務を担当しました。基本言語は英語で、報酬も良かったです！

・モスバーガー：親戚の紹介で働き始めました。フライを揚げるなどの業務を担当しましたが、江南店ということで往復3時間ほどかかり、結局6か月ほどで辞めました。

・チラシ配り：コロナ前に明洞のマッサージ屋で2か月ほど行っていました。

・バー：今は友達の紹介で、猫がいる延南洞（ヨンナムドン）のバーでサービングを担当しています。

ほとんどの場合、人の縁から働き始めました。明洞でのチラシ配りは興味があったので、自分から応募しました。

練習にはあまり参加せず、月1～2回ほど、行きたい時に行っていました。大会には3～4回出場したことがあります。コロナ禍では、延世大学の練習場ではない場所で練習していました。

松島（ソンド）での寮生活は本当に楽しかったです！1年次の2学期目からオンライン授業になり、コロナ禍では韓国人学生が寮に入れなかったため、実質外国人寮になりました。コロナ禍のイレギュラーな状況下では、1人で部屋を使うことができたのが良かったです。

新村（シンチョン）での寮生活も経験しました。

自分の時間を確保したかったことが大きいです。

また、寮生活をしていた時、ルームメイトの土足や深夜の騒音も気になっていたこともあります。

信頼しているアプリや不動産会社を使って契約することです。外国人だけで行くと甘く見られることもあると思うので、できれば韓国人の友人と一緒に手続きするのが良いと思います。おうちコリアさんの不動産部門もおススメです！

僕自身、自炊をしているので、サランラップは日本のものの方が使いやすいと感じています。

また、韓国のダイソーにはなく、日本のダイソーのみにあるQOLを上げることができるグッズがあれば、持ってきても良いと思います。

韓国にいながら、日本に貢献したいという思いが強くあったからです。その点、ファーストキャリアを日本の大手企業で歩みたいという気持ちがありました。日本の新卒採用の特徴は専攻に捉われないフリーパスという点なので、大手企業にも入りやすいと考えていました。また、研修制度を通して自分自身を育て磨いてもらった上で、会社に貢献できるというのも良いポイントどと思いました。

結果的にIT、人材、インフラ、映像などの業界で内定をいただきました。

情報交換したり面接準備をしたりするなど、日本就職仲間の存在を最大限活用することです！

日本の国力を事業面から向上させていきたいです。具体的には、少子高齢化などの問題を自分が作ったサービスやプロダクトで解決していきながら、日本人全員が前を向いて歩ける社会を創造することが目標です！

大学生活を楽しむ準備をしておくことです！日本人グループに属して全く韓国語使わなかったりずっと家にいたりして、留学をしているのに学びがないというのはもったいないです。感度を高く生きてみてください！

人生楽しむか楽しまないかは自分次第です。楽しむ準備はできてますか？