【おうコリ留学リーダーズ】在日4世の韓国留学について

こんにちは皆さん！私は、YouTubeを中心に活動しているおうコリ留学リーダーズ第3期のすんちゃんです。生まれも育ちも日本で母国語は日本語ですが、韓国国籍の在日4世です！詳しくは先輩インタビューをご覧ください👇🏻😊

【すんちゃん】西江大学知識融合学部メディアエンターテインメント学科（新入学・在外国民）

今回の記事では日本国籍と異なる要因による、得るものや課題についてまとめてみました。在日コリアンの韓国留学に関する情報は少ないので、最後までぜひご覧いただければと思います！

在外国民枠の定義

外国（韓国以外）で教育を受けた韓国国籍を持った国民を対象に大学入試の機会をくれる特別選考のことです。

外国（韓国以外）に移住した期間が

３年→３年特例（中高教育課程海外履修者）

１２年→１２年特例（全教育課程海外履修者）

となります。

中高教育課程海外履修者

「高等教育法施行令」第29条第2項第2号に該当する者として、以下の基準すべてを満たした者

ー国外勤務/事業/領域を目的に海外に3年以上を勤めた者の子どもとして、該当勤務地所在の学校で韓国基準高校課程1学年以上を含む中・高校課程3年以上修了した者

全教育課程海外履修者

「高等教育法施行令」第29条第2項第7号に該当する者として、以下の基準すべてを満たした者

ー外国で韓国の小・中等教育（小・中・高）教育に相当する教育課程をすべて履修した在外国民と外国人、「国籍法」第6条第2項の規定により帰化許可を受けた者

ー語学能力基準なし

在日韓国人は国際学生扱いしてもらえない？！

在外国民枠の基準にもあるとおり、語学能力の基準は問いません。そのため私たち在外国民は、韓国語が母語でなくても国際学生対象の制度を利用できない場合が多いです。（在日韓国人にもたくさんの種類がありますが、日本語が母語の私は大変でした。）

メンタリング制度

メンタリングとは簡単にいうと、外国人留学生の韓国での生活を助けてくれる制度のことです。国際学生には国際学生用のイベントや制度があるのですが、残念ながら在外国民のためのメンタリング制度はありませんでした😭（コロナ禍入学だったので、この時はメンタリング制度が羨ましかった。。。）

履修可能科目

私の学校では、在外国民は【한국어 글쓰기】【한국 문화의 이해】【한국어 말하기】…などの授業は取れません。これらは、国際学生がとるための教科であり、比較的簡単ではあるものの初めて韓国にきた学生にとってはぜひ取りたい授業なのですが、残念ながらこれらを聞くことは不可能です。一度事務の方に事情を話し相談したのですがやはり、だめでした😢（悔しい）

評価方法

三つ目、国際学生は基本絶対評価で成績がつけられるのですが、私たち在外国民は韓国人と同様の相対評価で成績がつけられます。つまり、在外国民は他の韓国人たちと競争しなければなりません。言語が母語じゃないので、テスト前は勉強に必死です！

つまり、外国人留学生と違って国籍が韓国人と同じなので、海外から来た在日韓国人も韓国人と同じ扱いであるということです。留学生だからといって甘えていては誰も手伝ってはくれません。

しかし！悪いことばかりではありません。

ビザ発行の必要がない

韓国人なので、

✔入国

✔休学

✔インターン

などの際にビザを気にする必要がありません！手続きが外国人留学生と比べると楽なのはラッキーだなと思います（笑）

奨学金について

韓国国籍ですが私たちも留学生なので、韓国生活にはお金が多くかかります。そのため今回は奨学金についても話しておこうと思います。韓国は日本に比べて給付型の奨学金も多いのでぜひ参考にしてください！

国家奨学金

最も有名なのは、韓国国内の大学に進学する韓国国籍の学生を対象とした、政府から提供される国家奨学金制度です。

在日コリアンのための奨学金団体

これらはネットで検索すれば支援してくれる団体がいくつかあります。しかし、成績の基準や面接がある場合が多いので準備と対策を徹底すること！

→給付型奨学金にプラスして日帰り旅行や食事会などもあって、同じ在日コリアンのお友達を作れるチャンスもあります！

まとめ

私は在日コリアン4世で、住民登録証も留学に来て初めて作りました！日本では「外国人」として生きてきましたが、韓国に来ると初めてのことだらけで、本当に外国、、、。在日コリアンの認知度も低く、大変なこともありましたが、今ではとても楽しい留学生活を送っています！

私の在日コリアンの友達の中でも、韓国語の方が得意な人や、家族と一緒に韓国に戻ってきた人、そして私のようにほぼ日本人状態の人など色々いるのですが、私のようなタイプの人は少し大変なことも多いかもしれません。見た目や名前だけではほとんど分からないので、苦労することもあるかもしれませんが、お互い頑張っていきましょう！

記事を読んでくださってありがとうございました。当たり前のことしか書いていませんが、誰かの助けになれば嬉しいです。

以上！