こんにちは!おうコリ留学リーダーズ第3期生のコノです🐈⬛
【コノさんの先輩インタビューはこちら👇🏻】
正規留学生にとって切っても切り離せないものといえばやはり成績ですよね!
中学や高校とは違う方式で成績が決まるのが大学。そして留学生となるともっと複雑な部分が多く、戸惑う方も多いのではないでしょうか?韓国で初めて大学生活を送ることになる留学生の方も多いはずです。
この記事では私の通っている中央大学の例を扱いながら、大学の成績システムについてわかりやすく解説をしていきます💁🏻♀️
目次
학점(単位)について
成績システムに触れる前に必ず知っておくべきものがあります!
それは“학점” です。
학점とは
日本の大学でいう「単位」と同じものにあたります。全ての講義に振り分けられている数のことで、1コマに要する時間によって決められます。その講義を履修完了すれば振り分けられている数の分の単位を取得することができるという仕組みです。ただし成績がF(FailのF)だった場合は학점の取得はできません。
また、学期ごとに受けることができる授業の数の制限もこの학점の数で決まります。
この학점の数は卒業条件にも関わってくるので、自分の通っている大学、学科の履修要項をしっかりチェックしてくださいね💡
では本題に入りましょう!
相対評価と絶対評価について
相対評価
相対評価とは、
その講義を履修した人の中で自分の成績がどのくらいの順位か
によって評定がつけられる方式です。
つまり、Aをもらえる人数、Bをもらえる人数…の割合が決まっているということ。極端な例ですが、自分が100点満点のテストで90点を取ったとしても周りの点数がもっと良ければ、自分の成績はBやCなどになり、逆に自分より高い点数の人がいなければA +をもらうことになる、といった仕組みです。
中央大学では基本的に、
履修者のうち70%以内がB以上、その中で上位35%以内に入ればA以上、そして5%以上がD、それ以外がC
という方式で相対評価を採用しています。(科目によって例外、変動有)
つまり100人が聞く講義の場合、100人中70人はB以上、その内の1〜35位の人にはA以上、そして下位の人から5人ないしそれ以上にはDが与えられ、その他の人にCやC+という評定がつくといった形になります。
絶対評価
絶対評価とは、
自分の点数(中間、期末、課題点、出席点などの合計)
に応じて評定がつけられる方式です。
相対評価は周りの学生の点数との比較が不可欠だったのに対して、絶対評価は個人の獲得した点数のみを参考にして評定をもらうシステムだといえます。
例えば、95点以上はA +、90〜94点はA、85点〜89点はB +…といったように評定が決められているとしましょう。
この場合、相対評価のように自分は90点を取ったけれど他の学生がもっと良い点数だったからBになった、自分が1位だったからA +になった、ということはなく、90点を取ったのならば必ずA評定をもらうことができるということです。
良い成績を取れるのは?
「じゃあ結局どちらの方式が良いのか?」
相対評価も絶対評価も一長一短といえるでしょう。講義や試験の難易度、履修人数によって、良い成績をもらえる確率が大きく変わってくるからです。
授業内容や試験の難易度が高く、平均点が比較的低い場合に有利なのは相対評価、確実に点数を得られる内容で、平均点が高い場合に有利なのは絶対評価です。
どちらの評価方式を採用しているかは大学ごとに異なり、韓国人学生と留学生間でも違う方式を採用しているという学校もあるので、ホームページや先輩の話などを参考にするといいでしょう🙆♀️
平均評点について
平均評点とは、学期や学年を通しての評価のことで「GPA(Grade Point Average)」とも呼ばれています。
これは次の公式を利用することで誰でも簡単に計算が可能です!
(科目別の評点×학점)の合計 ÷ 取得した학점数
ここでいう「科目別評点」とは、科目ごとにもらったAやBなどの評定を数字に変換したもののことで、大学ごとにそれぞれの評定に設定された評点が異なります。
ちなみに、私の通う中央大学では次のように評点が振り分けられています。
評定(등급) | 評点(평점) |
A+ | 4.5 |
A | 4.0 |
B+ | 3.5 |
B | 3.0 |
C+ | 2.5 |
C | 2.0 |
D+ | 1.5 |
D | 1.0 |
P | Pass |
F | 0 |
では、練習として次の成績表の平均評点を求めてみましょう🌟
(評点の振り分けは中央大学のものを参考にしています。)
科目 | 単位(학점) | 評定(등급) | 評点(평점) |
韓国語 | 3 | A | 4.0 |
日本語 | 3 | B + | 3.5 |
歴史 | 3 | A + | 4.5 |
英会話 | 2 | C | 2.0 |
英作文 | 2 | B | 3.0 |
数学 | 3 | B + | 3.5 |
美術 | 2 | C + | 2.5 |
いかがでしょうか、計算できましたか?割り切れない場合は小数第三位で四捨五入してください!
この成績の平均評点は
3.42
となります!正しく求められましたか?
ここで疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
「なぜ平均評点を知る必要があるのか?」
平均評点は卒業条件や成績に関連した奨学金の条件などに関わってくるものだからです!(韓国の大学では、成績次第で奨学金を貰えるチャンスも多いです✨)また、就職活動の際にも活躍する一つの大事な指標にもなるので、とても重要な役割を果たすといえます。
各大学によって評点の振り分け方が違う分、何点だったらよくできたのかということを断言することはできませんが、大学内での平均と照らし合わせた時に自分の点数とどれくらい差があるのかという部分に着目して判断するといいでしょう👍
私も今学期、前学期の努力が叶って奨学金をもらいました!目指すは全額免除なのでこれからももっと勉強に力を入れていきたいと思います!
中央大学の成績奨学金の詳細はこちらから確認できます↓
さいごに
大学の成績は卒業や進路に関わってくるため、仕組みをしっかり理解しておく必要があります!成績という評価ばかりにこだわりすぎるのも良くないですが、成績がどのように付けられるのかを理解しておくことで勉強の仕方や効率も変わってくるのではないでしょうか?
これから大学を決められる方はこのような点も学校選びの条件に含めてみるといいかもしれません👀
最後まで読んでいただきありがとうございました💌
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