【合格体験記】梨花女子大学通翻訳大学院合格者の入試レポート

こんにちは。おうちコリア留学スタッフのはるかです(^^♪

普段はおうちコリア留学スタッフとして皆さんの合格サポートをさせていただいている私ですが、
実は同時進行で韓国の大学院進学にむけて準備をしていました!(笑)

今日は私が合格した梨花女子大学 通翻訳大学院の紹介とともに、

🌸通翻訳大学院とは?
🌸大学院の入試(受験資格、入試方法、受けた感想など)

について、レポートしたいと思います🎤

通翻訳大学院は結構情報が少ないので、同じように通翻訳大学院進学をお考えの方や、
通訳・翻訳に興味ある方は最後まで見てくださればうれしいです😉

まずはじめにちょこっとですが私が何者かについて軽く自己紹介をします!

(これまで自己紹介をしていなかった気がするので…)

はるかのプロフィール 

 

◎1995年生まれ/大阪出身/TOPIK6級/チャレンジ精神旺盛でおしゃべり大好き💭

 

◎2019年3月 同志社大学 文化情報学部 卒業

 

◎2019年10月~2020年11月 韓国でワーキングホリデー

 

◎2020年11月 梨花女子大学通翻訳大学院 通訳翻訳学科 韓日通訳専攻 合格

ソウル外国語大学院大学 通翻訳大学院 韓日通翻訳学科 合格

韓国外国語大学 KFL大学院 外国語としての韓国語翻訳学科 合格

本当にざっくりですがこんな感じで、まとめると日本の大学卒業→韓国ワーホリ→韓国の大学院に今年3月から正規留学します!

通翻訳大学院の説明の前に、「通訳」「翻訳」と聞くと、皆さんの中にも興味のある方はいらっしゃるのではないでしょうか…?

身近なところでいうと、

アイドルや俳優のファンミーティング/コンサートでの日⇔韓通訳

ウェブトゥーン漫画の韓→日翻訳(最近需要が高まっていますよね!)

等々が思い浮かぶと思います!

韓国語を使った仕事がしたい=通訳や翻訳をしたいとなんとなく思っている方もいると思います。

通訳翻訳の仕事は資格などが特になくても専門分野の知識や外国語スキルがあればできる仕事ですが、
例えば企業に所属して社内通訳・翻訳業務を行ったり、国際会議などの場ではより高度なスキルが求められる場合があります。

そのような場合に学べる場所が「通翻訳大学院」なんです!

<通翻訳大学院とは?>

いわば、日⇔韓通訳や翻訳のスキルを身に着けるために設置された通訳翻訳専門の教育機関です。

修士課程として2年間、通翻訳の実践などを通してみっちり勉強します!!

※ちなみに韓国の大学院には「一般大学院」「専門大学院」「国際大学院」などがありますが、
通翻訳大学院はそのうちの「専門大学院」に属します。

そして韓国内で通翻訳大学院がある大学は、そう多くはなく

🏫韓国外国語大学
🏫梨花女子大学
🏫ソウル外国語大学院大学
🏫釜山外国語大学
🏫済州大学

などがあげられます。他の地域にもあり上記がすべてではないようですが、いずれにせよ限られた大学にしかありません!

上記のうち、通翻訳の教育機関のツートップが韓国外国語大学梨花女子大学と言われているのですが、私の周辺にいる韓国人の印象と個人的な主観では韓国外大がトップですww

<通翻訳大学院に入るには?>

通翻訳大学院は、外国人特別選考がなく韓国人と同じように、試験を受けます。

競争率も高く、試験対策も必要です。なのでソウルには専用の入試対策の塾があります。(さすがハゴン大国!

そして例にもれず、私も塾に通いながら勉強していました。

ソウルに通翻訳大学院の入試対策で有名な塾が2つあり、私もそのうちの1つに通いました!(ネットで検索するとすぐに出てくるので興味がある方は調べてみてください^^)

入試は毎年秋頃に実施されるのですが、韓国外大と梨花女子大は毎年同じ日程に試験があるので、

基本的にはどちらか1校しか受験できません。

🌟通訳と翻訳を2年間で両方学べる韓国外大🌟

🌟1年生から通訳科と翻訳科に分かれて入学する梨大🌟

私は2校のうち最初は外大が良かったのですが、塾の外大クラス、梨大クラスを受講してみて、クラスの先生や実際に大学院に進学された方のお話を聞いたり、入試説明会に参加してよく考えた結果、梨大受験を決めました。

(実は入試方法からして、外大のほうが難しく感じてしまい1年の勉強じゃ無理だと感じて諦めましたw※個人の主観です)

今回は入試レポートなので、私自身の大学院進学のきっかけ入試対策のクラスメイトが私以外すべて韓国人だった環境でどんな勉強をしたのかについてなどは長くなってしまうのでまた詳しくトークショーなど機会を設けてお話しできればと思っています。

 

ここからは梨花女子大学 通翻訳大学院 2021年度入試の試験日程や概要などです!

<梨花女子大学 通翻訳大学院の試験日程/概要>

インターネット出願受付
2020.9.7(月) 09:00~9.14(月) 17:00

書類受付
2020.9.7(月) 09:00~ 9.15(火) 17:00

選考日程
2020.10. 24(土)~10.25(日) →翻訳科は1日目のみ、通訳科は2日にわたり試験実施

受験料

学科単願の場合:10万ウォン

学科併願の場合:15万ウォン

→私は通訳科と翻訳科を併願したので15万ウォンでした。

募集要項は、大体8月中旬から末ごろにかけて、通翻訳大学院のHPを頻繁にチェックするとよいと思います。

私は昨年度の要項を参照して揃えられるものは夏にある程度揃えていました!

 

 

 

 

 

 

 

↑インターネット出願後に、自分の名前や住所と大学の宛先入りのラベルが発行されるので、

印刷して封筒に貼るだけでOK(^^♪とても便利でした!

出願資格

2021年3月までに韓国内外の大学を卒業(予定)の者

→外国人のみ他の提出書類にプラスして、TOPIK4級以上の成績証明書やパスポートのコピーが必要です。

なんと通翻訳大学院なのに4級あれば出願できちゃうんです。

※2020年は、コロナにより成績表が提出できない場合は、出願後追って提出でもOK

募集定員

未定(!)

梨花女子大学 通翻訳大学院の修士課程には、韓英、韓仏、韓中、韓日のそれぞれ通訳科と翻訳科があり全部で8学科あります。

学科別の定員はなく、修士全体で118名の募集です。大体1つの学科で14~15人ほどの計算になりますが試験の出来によって、

人数が少し多い学科と少ない学科があるようです。ちなみに韓日のそれぞれの学科はほかの言語の学科よりも人数が少なめです…。

→今回私が合格した通訳学科韓日専攻は、15人で日本人は私を入れて二人でした。

入試日程

1日目 午前:翻訳科試験(100分)

     午後:通訳科試験①(一人当たり20分前後)韓→日口述試験

2日目 午後:通訳科試験②(一人当たり20分前後)日→韓口述試験

通訳科翻訳科の試験は別で行われます。私の場合は上記のスケジュールでした。

通訳科の試験は人によって午前試験、午後試験に割り振られるようです。

↑試験の1週間ほど前にHPで自分の試験時間などを確認することができます!

合格発表

11月27日(金)HPにて発表

<入試方法/出題された問題のジャンルなど>

先に述べた通り通翻訳大学院は一般的ないわゆる面接ではなく、

通訳/翻訳の基本スキルが求められる入試を乗り越えなければなりません!

 

<通訳科>

メモリST(サイトトランスレーション)という方法で試験が行われます。どちらも通訳の有名なトレーニング方法です。

簡単に説明すると、

メモリ

☞2-3分ほどの文を、何も見ずに聞き、終わったら反対の言語で要約して話す

ST(サイトトランスレーション)

☞紙に書かれた文章を全部読んだ後、また最初から反対の言語ですべて訳して読む

というやり方で、例えば韓国語で文を聞いたり読んだりしたら日本語で要約して話す、これを日本語→韓国語でも同じようにやるというイメージです!

1日目に韓国語→日本語、2日目に日本語→韓国語の口述試験が実施されます。

<翻訳科>

韓国語と日本語で書かれた文章(それぞれA4 1枚程度)を100分以内に反対の言語に翻訳する試験です。

入試レポート

<通訳科>

自分の順番までは待機室で待機します。待機中はスマホの電源を切って鞄に入れ、塾で勉強したプリントなどを見ながら待っていました。私は1時間半ほど待って呼ばれたのですが、プリントを見ても何も頭に入らず😅、誰かが呼ばれるたびに自分が呼ばれたと思って入室時のあいさつなどイメージトレーニングをしていました。

試験官に呼ばれたら部屋の前まで案内されます。部屋の前で鞄を置いて、「準備ができたら入室して下さい」といわれるので

深呼吸してから入室しました。

入室後の流れは、

◎挨拶、受験番号と名前を言うように指示される

(録音されているためあとから受験生を判別するためだと思われます…)

 

◎志望動機や韓国語学習のきっかけ、韓国語学習で難しいと感じたことなどを日本語で聞かれ日本語で答える

(2日目は韓国語で1日目とは違う質問をされるので、韓国語で答える)

 

メモリ→STの順番に試験を受ける

 

終了後、退室

のような感じでした!

2日間とも、面接官の先生が3人いらっしゃるのですが、雰囲気がとても穏やかで、答えたことに対して深堀りするような

質問があったり、肯定的に受け止めていただいて終始落ち着いた雰囲気を作ろうとしてくださっているのが伝わりました!

 

<翻訳科>

◎問題用紙

◎練習用紙(確か)

◎解答用紙

の3つが配られます。練習用紙は配られたはずなんですが、なんせ最初の試験で緊張していて記憶が曖昧で…(確か)にしてます。もし今年受験される方なかったらごめんなさい!!

他に机の上には身分証受験票を置いておき、試験中に試験官が照合を行います。

私は直前1か月だけ塾で翻訳科の試験の対策授業を取っていたので、時間配分などあらかじめ決めてから臨みました。

100分は時間がありそうで見直す時間がそんなに残らないので、最初に原文を2つともさっと読んで、やりやすそうなほうから翻訳していきました!

 

両学科とも出題ジャンルはコロナに関する話題が多く、アメリカとイランの対立などいわゆる外交ジャンルも出ました。

(塾で配られた過去に出題されたジャンルをまとめた資料を見てみると、経済政治外交文化、などなど多岐にわたるようです)

ここで気になる採点基準についてですが、通訳科の場合、梨大は全体の話の流れや要点をつかめているか(内容から逸脱していないか)、ネイティブが聞いたときに自然な表現を使っているかなどを重視するそうです。

実際、塾の先生も難しい専門用語というよりは、聞いた内容を正確に把握して要点を掴めているかに重点を置いて指導してくださっていました✨

受けてみた感想

き、緊張した…!( ;∀;)

でも第一志望だったので絶対に入学したかったし、それまで韓国人や日本人の友達にも本当にたくさん勉強を手伝ってもらったので、合格という形で恩返ししたいという気持ちで挑みました。

 

問題は1日目は比較的聞き取りやすく、2日目が少し難しく感じて、2日目の手ごたえが微妙でしたが…

なんとか合格できて本当に良かったし、今は学校生活が楽しみです!(実は記事更新直前に院のオリエンテーションがあり、勉強に関して脅されてビビっていますが今は考えないことにします^^)

難しい専門用語の知識が求められるような試験ではないので、直近の日本・韓国の情勢、世界の情勢などを普段からチェックして、

要点をまとめる練習などをしておくと塾に行かなくても十分合格できる可能性はあると思います。

↑フォルダを漁っていたらカフェで勉強していたころの写真が出てきました(笑)どこのカフェかすぐにばれてしまいますね…

こんな風にYouTubeで24時間やっているニュースのチャンネルを聞いていました!

 

いかがでしたでしょうか?

もし通翻訳大学院を目指されていて情報収集に困っている人がいたら、お役に立てれば嬉しいです…!
またそうでない人にも、通翻訳大学院を知るきっかけになればと思います🌸

そして今後はソウル外国語大学院大学韓国外国語大学KFL大学院の入試レポートも書く予定なので、そちらも読んでもらえたら嬉しいです💕

また、私でよければいつでも通翻訳大学院の入試勉強法や、大学院正規留学に関してのカウンセリング可能なので
困っている方がいらっしゃったらいつでもおうちコリア留学LINEまでご連絡ください🥰

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