名前
ジェホさん
大学
韓国外国語大学 日本語学科
13学番 新入学
出身
山形県（大邱生まれ）
韓国正規留学のきっかけを教えてください。
在日韓国人として生まれましたが、韓国に触れる経験があまりない環境で育ってきました。そんなとき姉の韓国留学をきっかけに「韓国に行って勉強してみるのも悪くないな」と思い、韓国への正規留学を志しました。確か高校３年生の頃でした。結構気軽に決定しちゃいましたね。
入学までのスケジュール
高校３年生になってから留学を決心し、急ピッチで準備を進めました。高校３年生の夏休みには出願をしていたので、かなり短い期間で自己紹介書を書ききった事を覚えています。
出願時の韓国語レベルについて教えてください。
家の中で使う機会はあったので、日常会話が出来る程度でした。ただTOPIKは3~4級程度だったと思います。
何校出願しましたか？
韓国外国語大学と国民大学の２校を出願しました。どちらも日本語学科を出願しました。
自己紹介書を書く際に気をつけたことは？
日本語の内容を何度も何度も書き直し、内容を修正していました。韓国語版の文法などのチェックは自力でしていました。
面接はありましたか？
はい、両方面接がありました。
韓国外国語大学：「日韓の生活の違いを比べて、自身はどのように考えるか」など、志願者の主観的な意見を聞く質問でした。
国民大学：かなり質問の難易度が高かったことを覚えています。「少子高齢化問題に関してあなたはどう考えますか？」や「あなたは李明博元大統領の四大河川整備事業を、環境問題を踏まえてどう評価していますか？」など、社会的なイシューに関する自身の考えを述べる必要のある質問ばかりでした。上手く答えられず「入ってから勉強します！」と返答しましたが、幸い合格していました。
韓国外国語大学を選んだ理由はなんですか？
外国語大学の方が国民大学よりもレベルが高かったこともありますが、日本語学科の歴史が長いというポイントが決め手でした。やはり歴史のある学部には、それだけ情報やチャンスが多く巡って来ると期待していましたから。あとは外国人留学生が多いので、国際交流の機会も得られると考えました。
実際の大学生活はどうでしたか？
僕は家で韓国語を話すことはあっても、あくまで家の中で使う日常会話程度だったので、韓国語能力の面で苦労したことを覚えています。本場の発音とのギャップになかなか順応できなかったこともあり、出欠を取られた事に気が付かず欠席扱いになっていた事もありました。似ている名前も多かったですね（笑）
専攻授業は日本語の文法から始まるので十分ついていく事が出来たのですが、その他で受講した教養科目画本当に難しかったです。特に英語の講義は本当にハイレベルでした。
サークル活動などはしていましたか？
学部のサッカーチームと、ロックバンドサークルに所属していました。
・学部のサッカーチーム
外大で開催されていた「ワールドカップ」という大会に参加していました。各学部が「日本語学科➡日本代表」、「スペイン語学科➡スペイン代表」といった具合にチームを編成して、学部のプライドをかけて戦っていました。思ったよりバチバチしていましたね（笑）
・ロックバンドサークル
月１程度の頻度でライブ活動を行っていました。他にもバンドサークルはあったのですが、僕の所属していたサークルは特に楽器経験者が多かったです。僕も中３から日本でライブ活動を行っていたので、十分に楽しむことが出来ました。サークルのメンバーでバンドを編成してKPOP STARという韓国のオーディション番組で２次予選まで勝ち上がった事もあり、本当に充実した毎日でした。TV出演まであと一歩でしたね。
その他の課外活動はしていましたか？
居酒屋でのアルバイトと、日本語の家庭教師をやっていました。韓国のバイトは日本のバイトに比べて、良く言えば融通が利き、悪く言えば大雑把でしたね。
在学中はどこにお住まいでしたか？
キャンパス付近に親戚のお家があったので、基本的にはそこから通学していました。一時期は当時お付き合いしていた女子学生と同棲していました。幸せでした。韓国の女性って綺麗な方が多いですよね。
日本で就職された理由はなんですか？
僕の場合はそもそも韓国で働きたいという気持はあまりなく、慣れ親しんだ土地(日本)で暮らしていきたいなと思っていたので、特に悩むこともありませんでした。あと軍隊に行くのも嫌でした（笑）
韓国留学を目指す人に一言！
自力で出願をする事はとても大変だと思います。ただ、まず自力で「やろうとする」事がとても大切です。自分で一度調べてみてから、分からない事があったらエージェントなり、頼りになる知人なり、然るべき人に聞いてみましょう。大学に限った話ではありませんが、努力して行動する中で培った知識や言語は決して忘れる事はありません。
僕の場合は初めは軽い気持ちで留学を決心しましたが、韓国留学を振り返って後悔する事はありません。圧倒的に視野が広がりますし、自発的に行動する習慣が身に付きます。
「自分が動かないと何も始まらないんだ」という覚悟を持つ事が、韓国留学の第一歩になると思います。
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