韓国の大学に通うために必要な韓国語能力は？韓国の大学の卒業生が答えます。

こんにちは！成均館大学卒業生のまりのす(@marino_dayon)です。

韓国で大学に通うために必要な能力といえば韓国語力。

「どれくらい韓国語ができれば、韓国で大学に通える？」

という質問も多く、みなさんが最も気になることのひとつだと思います。

今回はこの韓国の大学に通うために必要な韓国語能力について、みなさんとシェアします！

入学条件としての最低限の韓国語能力

そもそも大学に通うためにはまず入試に合格する必要がありますが、申請段階で必要な韓国語能力はどれくらいでしょうか？

ほとんどの大学の外国人特別選考に申請するためには、最低でもTOPIK3−4級レベルが必要とされています。

大学や文系、理系などの学科によっても異なりますが、基本的には理系よりも文系の方が高い韓国語能力を求められます。

また最近では外国人専用の学科であれば申請段階で韓国語能力が求められない場合もあります。
延世大学では、全ての外国人学生に対して韓国語能力の証明書提出は任意としていて、実質韓国語能力がなくても願書申請が可能となっています。

韓国語ができなくても延世大学に行ける！延世大学のグローバル基礎教育学部プログラム

合格するための韓国語能力

では申請資格としての韓国語レベルをクリアしていれば合格できるのか？といえば、そういうわけでもありません。

願書申請時も韓国語能力は高ければ高いほどよく、低い級数で申請すると不合格となる確率も高くなります。

韓国語能力だけで合否判定されるわけではありませんが、高校の成績や自己推薦書の評価が同じ学生同士では、韓国語能力の高い学生が合格し、韓国語能力の低い学生が不合格となってしまいます。
最近はTOPIK高級の合格証明書を提出する学生も多いので、韓国語能力が低いと合格率にも響きやすいそうです。

また韓国語能力に自信がない場合は、英語能力が高いことが望ましくなっています。
韓国で大学に進学すれば、必ず韓国語か英語で授業を受けることになります。
韓国語も英語もできない場合は授業を聞くことすらできません。
大学は、優秀な学生であれば韓国語能力が低くても受け入れたいと思っているので、韓国語ができないのであれば、その他の能力でアピールしないと、合格率は低くなってしまいます。

大学で授業を聞くための韓国語能力

韓国の大学で、韓国人学生と一緒に授業を受けるには、TOPIK6級は必要です。

私は大学在学中に、「外国人留学生に必要な韓国語能力とは？」というテーマで教授や韓国人学生にインタビューしたことがあるのですが、やはり教授も韓国人学生も、TOPIK6級を持って授業を聞くべきと答えています。
韓国人学生にとっては、チーム課題での意思疎通や役割分担において、留学生の韓国語能力が低いと不便を感じることが多いそうです。

また実際に大学に通う外国人留学生もTOPIK6級が必要で、6級でも足りないと答える学生もたくさんいます。

私も願書申請時はTOPIK4級しか持っておらず、語学堂で5級まで勉強しましたが、入学後は授業についていくのに必死で大変な思いをしました💦
大学での勉強に慣れてきたな、と感じたのは3年の後期だったと思います・・・。

特に大学では授業を聞き、課題をこなすことが主になるので、リスニング力とライティング力が特に重要になります。

合格してから入学まで韓国語能力を上げる努力が必要！

外国人特別選考の韓国語能力基準は低くなっていますが、やはり大学で授業を聞くには高い韓国語能力が必要です。

合格してからも、大学入学まで韓国語能力を上げていくことをおすすめします。

ちなみに私は入学前にTOPIKを受けた後、4年のときに再度受験して6級を取得しました。
かなり余裕を持って合格できましたが、入学時にこれくらいのレベルがあれば、もっと楽に授業を受けれていたのかなと思っています。

これから韓国の大学を目指す皆さんは、なるべく早く韓国語の勉強を始め、入学申請までにできるだけ高い韓国語能力を身につけてくださいね。

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