【るかさん】ソウル外国語大学院(2019年卒)

名前

るかさん

所属

ソウル外国語大学院大学 韓日通翻訳学科(2019年卒)

出身

大阪府

Q.韓国の大学院進学へのきっかけを教えてください

延世大学に交換留学していたとき、韓国の学生たちがとても熱心に勉強している姿に刺激を受けました。
「自分も一生懸命勉強したい」と思い、当時専攻していた韓国語を活かせる道を探した結果、通翻訳大学院に挑戦することを決意しました。
また、韓国アイドルが好きだったこともあり、当時は「アイドルの通訳をしてみたい」と漠然と考えていました。

Q.当時出願した大学院を教えてください

梨花女子大学 通翻訳大学院(2016年度)
韓国外国語大学 通翻訳大学院(2017年度)
ソウル外国語大学院(2017年度)

Q.通翻訳大学院の入試はいかがでしたか?

韓国外大の試験はリスニングも長く、難易度が高くて雰囲気もピリピリしていました。
ソウル外大も不安でしたが、合格通知を受け取ったときは本当にホッとしました。

Q.入学までのスケジュールを教えてください

2014年~2015年 延世大学に1年 交換留学
2016年 日本の大学卒業
2016年 日本の文化院で通訳授業を受講
2017年 ソウル外国語大学院 入学
2019年 ソウル外国語大学院 卒業

Q.大学院の入試準備はどのようにしましたか?

日本の文化院で韓国外大出身の先生が開いていた通訳授業を受講し、1年ほど準備しました。塾には通わず、その先生に相談しながら学びました。

Q.入試準備のアドバイスはありますか?

準備期間は最低でも1年は必要だと思います。
梨花女子大・韓国外大を目指すなら韓国の入試塾に通うのもおすすめです。

ただ、塾も韓国にしかないので、その点では塾に通わなくてもソウル外大を目指せるよということを知ってほしいですね。

Q.出願準備の際、エージェントは使いましたか?

使いませんでした。

Q.出願時の韓国語レベル/TOPIKの級を教えてください

TOPIK6級

Q.大学院入試で準備不足だと感じたことはありましたか?

リスニングですね。
文字を見れば理解できても聞いただけでは分からないことが多く、苦労しました。

Q.ソウル外大の韓日通翻訳学科の同期の人数・年齢層は?

全員で13人でした。日本人は私を入れて3人です。
私がその中で一番年下だったので優しく接してくれました。皆さん、経験がある方で自分にないものを持っていて、そういう意味で萎縮したりしました。
育児と仕事をされながら通っている学生もいらっしゃって私には無理だって思いました(笑)

バックグラウンドが違う人が集まるのでいろんな考え方を知ることができて、とても良かったです。

Q.大学院生活について

1年生の頃は授業についていくだけで精一杯で、毎日泣いていたほど大変でした(笑)

特に逐次通訳のノートテイキングに慣れるのが難しく、最初は本当に苦労しましたね。
知らない単語が出ても授業では解説してもらえないので、自分で調べて理解し、ついていく必要がありました。

また、同期同士でお互いの通訳や翻訳に対して「良かった点」「改善すべき点」をフィードバックし合う機会も多く、厳しさを感じる一方で大きな成長につながったと思います。

2年生になると、授業外でのスタディにも力を入れました。平日はほぼ毎日、授業の合間を使ってスタディを行い、通訳や翻訳の練習を続けました。

スタディ:学生同士が集まり、自主的に行う勉強会。通翻訳大学院の場合は通訳や翻訳の練習を中心に、対面またはオンラインで行うことが多い。所要時間は1〜3時間ほどで、内容や頻度は各自やグループによって異なる。

Q.印象的な授業はありましたか?

同時通訳の授業が始まる前に行うトレーニングがとても印象的でした。
例えば、自分で「300」から逆に「300, 299, 298, 297…」と数えながら、韓国語や日本語の文章を聞き取り、その内容を覚えて後で話すという練習です。
右脳と左脳を同時に使う感覚を養うもので、とてもユニークでしたね。

授業で特におすすめなのはキル教授のクラスです!
もちろん授業内容そのものも充実していますが、それ以上に教授陣が自身の豊富な経験やエピソードをシェアしてくださる時間がとても刺激的で楽しかったですね。

Q.他にソウル外大のおすすめポイントを教えてください

大学の立地も魅力の一つです。
江南に近いので授業帰りに美味しいものを食べに行けますし、キャンパス内の地下にあるスタディルームもよく利用していました。

韓国での生活の様子⬇️

 

Q.大学院内でお仕事の紹介はありましたか?

アルバイトという形で、単発の通訳・翻訳関連のお仕事を紹介していただける機会がありました。
募集人数が限られている場合は、学生が応募して選ばれる形になります。
私も在学中に、特に募集の多かった商談会での通訳アルバイトを経験しました。

Q.卒業後、就職活動はどのようにされましたか?

私は職務経歴がなかったため、卒業後すぐに韓国で就職するのは難しく、日本に帰国してまずは約1年間フリーランスとして働きました。
ただ、不安定さを感じたので、その後は日本の韓国系企業に約2年ほど勤務し、実務経験を積んでから韓国就職の準備を始めました。

就職活動では、ジョブコリアやサラミンといった求人サイトを活用し、インハウスで通訳業務ができ、かつE-7ビザを発行してくれる企業を探しました。
大学・大学院ともに韓国語と通翻訳を専門に学んできたため、必然的に通翻訳関連の求人に絞って応募しました。
ただ、当時は求人はあってもビザを出せる企業が少なく、就職活動は難航しましたね。

Q.韓国ではどのようなお仕事をされていますか?

日本での勤務期間を経て、韓国の企業に就職し、2年間社内通訳として勤務しました。
仕事内容は、日本勤務時代と似ており、Zoom会議での同時・逐次通訳、取引先向け資料の翻訳、さらには日本人代表のスケジュール管理など幅広かったです。
その後、結婚をきっかけに退職し、現在は韓国でフリーランスとして活動しています。

フリーランスの仕事は、日本で仕事をしていた頃にご縁があった会社から継続的に依頼をいただいています。最初は翻訳チェックが中心でしたが、今では翻訳そのものを任せてもらえるようになりました。
また、知人や大学院の同期・後輩から紹介していただく仕事も増え、少しずつ積み上げながら続けています。

 

2022年8月に大阪韓国文化院主催のイベントで通訳したときの様子⬇️

Q.最後に、韓国留学を目指す皆さんへ一言お願いします!

通翻訳大学院も、留学の選択肢の一つとして知ってもらえたら嬉しいです。
さまざまなバックグラウンドを持つ仲間と共に学べる環境はとても刺激的で、自分の成長にもつながります。ぜひ積極的にチャレンジしてみてください!!

 

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