【めいさん】西江大学 知識融合メディア学部 新聞放送学科（編入学）

日本の大学に入学直後、コロナのパンデミックが発生してしまった時に韓国ドラマを視聴したのが韓国に興味を持ったきっかけです。授業が再開してから第二外国語として韓国語を選択したことで留学にも興味を持つようになりました。また、日本で大学に通っていたときは中国語学科だったので最初は中国への留学を考えていましたが、コロナの発生で難しくなり、本格的に韓国留学を志すようになりました。

特に反対はなかったですが、海外で暮らす上で金銭面等サポートが必要だと感じたので、韓国留学についてのプレゼンテーションを作成し頑張る意思があることをアピールしました。

西江大学 知識融合メディア学部 新聞放送学科
韓国外国語大学 社会科学部 広告PRブランド専攻

まず、就職を広告関連・マーケティング関連でしたいと考えていたため、両方学ぶことができる学部を探しました。西江大学は学びたいことを学べる上に新聞放送学科が有名であること、韓国外国語大学は学びたいことに加え他の言語も学べることに魅力を感じ出願を決めました。

2020年3月 高校卒業

2020年4月 日本で大学入学

2020年7月 第二言語として韓国語学習スタート

2021年 中国にオンライン留学、本格的な中国留学を目指すも断念、韓国留学を決意

2022年3月 大学を中途退学

2022年7月 TOPIK3級を取得

2022年8月 梨花女子大学の語学堂(コロナ禍でオンライン)4級

2022年9月 自己紹介書作成開始

2022年10月 TOPIK6級取得

2022年12月 釜慶大学の語学堂6級

2023年3月 西江大学に編入学

TOPIKを取るための韓国語の勉強と、自己紹介書を書くための自己分析、そして留学費用を貯めるためにアルバイトをしていました。

基本的にはX等のSNSとインターネット検索から情報を得ていました。

最後に受けたTOPIKの結果が出ていない時期だったので、最初に願書を出すときは西江大学はTOPIK3級、韓国外国語大学は梨花女子大学の語学堂4級の成績を提出しました。その後無事TOPIK6級を取得することができたので、再提出でTOPIK6級を提出しました。

大学の特色に合わせた自己紹介書の作成を意識していました。西江大学は英語に力を入れている学校なので、高校時代の留学経験や、コロナ禍での中国へのオンライン留学の話を書きました。また、設問がいくつかあったので、一貫性がある回答になるように作成しました。

2022年8月に梨花女子大学の語学堂4級をオンラインで受講し、西江大学入学直前にも釜慶大学の語学堂6級に通いました。

日本の大学で韓国語の講義を受講することができたのは初級のみで、中級からは独学でした。このまま大学に入ると語学面で苦労すると思い語学堂に通うことにしました。また、西江大学に合格してから通った釜慶大学の語学堂は、大学入学前に韓国生活に慣れるためのステップとして通いました。

生活も含め韓国語漬けの毎日を送るため耳も目も韓国語に慣れることができました。韓国での生活そのものにも慣れることができたので、大学生活もスムーズに始めることができました。ただ、私は学費と生活費を全て自分で賄っていたので金銭的には大きな負担でした。

西江大学はアクセスが良く、韓国の地下鉄の路線を３つほど使用することができます。通学はもちろん、放課後に友達と遊びに行く時にも非常に便利な場所にあります。また、大学の国際チームが親切で、かつ日本人学生会が活発に活動しているため日本語での情報を得ることができます。キャンパスが小さく、移動が楽なのも魅力です。

授業は主にジャーナリズム系と広告系の二つに分かれています。ジャーナリズム系では韓国言論、韓国ジャーナリズム概論などの授業が、広告系ではスタートアップ戦略コミュニケーション、実際の広告を使用した授業などが開講されています。全体的に幅広く学ぶことができるカリキュラムになっています。

ジャーナリズム系に進むか広告系に進むか迷っていても、自分で取りたい授業を決めて受講することができるため学びが限定されません。また、教授が実際にジャーナリズム関連・広告関連で働いている講師の方を招いて特別講義を開いてくださるので、就職後の生の声を聞くこともできます。

多い方だと思います。中国から来た方も多く、中国語のみで開講される授業もあります。最近は日本人が急激に増えているのを感じます。

編入時に日本で取得した単位が韓国の大学上で反映されるのですが、私の場合はあまり反映されなかったので、4年生の最終学期まで最大単位数分授業を聞きながら就活をするのが大変です。また、私は日本の大学から大きく専攻を変えたので、西江大学入学時には3年生でありながら専攻の知識がほとんど無いという状態でした。授業では知識がないせいで教授から心無い言葉をかけられたこともあるので、編入を考えている方は準備して行くことをお勧めします。

大学生活では、サークルに入りたくても3年生以降は受け付けていなかったり、専攻の授業を取りたくても必修授業を取らなくてはいけないため、思うように時間割が組めないなど細かい苦労がありました。

日本の大学はコロナ禍で通ったため、実際に通ったと言える期間は1年もなかったですが、韓国の方が勉強への熱が高いと感じます。成績への貪欲さが違うと思いました。日本では休学する学生は少ないですが、韓国では休学も一般的で自分のスキルを高める時間があります。また、学祭も韓国では芸能人がたくさん来て盛り上がりますが、日本にはない文化だなと思いました。

最初の1年ほどは寮で生活し、その後下宿(ハスク)とワンルーム生活を経験しました。

寮は二人一部屋で、シャワールームとトイレが部屋に一つずつ付いている形でした。冷蔵庫がフロアに一つずつあったのですが、掃除のタイミングをチェックしないと買ったばかりのものでも捨てられてしまうのが大変でした。立地は大学内だったので、授業の5分前に寮を出ても間に合うところはよかったです。

下宿には4ヶ月ほど住みました。３階建てでご飯は下宿生みんなで食べるシステムでした。当時は寮から出るために急いで部屋を探してしまったため、日当たりが悪くカビが生える部屋を選んでしまいすぐに引っ越しました。

ワンルームは現在住んでいる場所なのですが、下宿の反省を生かし２０件ほど内見を回って決めた部屋なので気に入っています。

最初に寮を選択したのは、部屋を探す時間の余裕がなかったこと、ソウルに住んだことがないため寮の方が手続きが楽だったこと、家具が綺麗に揃っているため金銭的にも安心であることが決め手でした。入寮してすぐにきちんと生活し始めることができるのが寮の魅力だと思います。

韓国語はしっかり勉強しておいた方が、授業に適応するのにも、友達を作るのも楽だと思います。また、韓国の生活や、大学の内情についても、調べられる範囲で調べてきた方がいいと思います。

もし韓国に行くか迷っている人がいたら、行ってみるととてもいい経験になりますし、韓国生活は思った以上に楽しいので不安を抱かずチャレンジしてほしいなと思います！